top of page

第2部|でも、“待つ”ことが必要な時もある

更新日:5月24日


実際、子どもって環境の影響をものすごく受けます。


家では「行きたくない」と言っていた子が、現場に来た瞬間、急に友達と笑いながら走り出す。

そんなことは本当によくあります。


スキップでは、

「まず来てみる」

を大切にしています。


でも実は、いつも“背中を押せばいい”わけではありません。


最近、ある保護者の方と話をしていて、改めて考えさせられたことがありました。


その子は、あるイベントに興味はありました。でも、最後まで参加を迷っていたそうです。

理由を聞くと、

「できないから恥ずかしい」

そんな気持ちがあったみたいです。


これ、子どもには本当によくあることです。でも実は、すごく大事な感情でもあります。


子どもって、単純に「やりたくない」だけじゃない。

本当は、

「失敗したくない」

「笑われたくない」

「できない自分を見られたくない」

そんな気持ちを、

たくさん抱えています。


そして、大人が思っている以上に、


子どもは

“周りからどう見られるか”

を気にしています。


特に、真面目な子、頑張り屋の子ほど、その傾向は強い。


だから時には、

現場へ連れていくことより、

“待つ”

ことが必要な時もあります。


でも、この「待つ」って、

実はかなり難しい。


親としては、

「行けば絶対楽しいのに」

「参加したら成長するのに」

「今しか経験できないのに」

って思うからです。

つい、背中を押したくなる。

ただ、そこで無理やり動かそうとすると、


挑戦する前に、

「怖かった」

「恥ずかしかった」

「自分はできない」

そんな感覚だけが残ってしまうこともある。



だから、

“今はまだ行けない”

という心を、そのまま認めることも、

実は大事な関わりだったりします。


もちろん、ただ放っておけばいい、という意味ではありません。

子どもの様子を見ながら、

・今は押した方がいいのか

・今は待った方がいいのか

・空気だけ触れさせた方がいいのか

を考えていく。

そこには、すごく繊細なバランスがあります。


今回の「時には待つ」。

これ、矛盾しているように見えるかもしれません。

でも実は、どちらも同じなんです。


どちらも、

“子どもの心を見ようとしている”

という意味では、同じ。


子どもを無理やり動かしたいわけじゃない。

ただ、

“その子の心が、今どこにいるのか”

を、ちゃんと見ようとしている。


子どもは、“今できるか”だけで変わるわけではありません。

環境や、タイミング。

そして、「安心できる感覚」で、驚くほど変わることがあります。

だからこそ、

大人は「今」を決めつけずに、

見続けることが大切なんだと思います。


それが、スキップで大切にしている関わり方です。

 
 
bottom of page